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2008年5月 2日 (金)

グランフォンド大菩薩

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GW前半の4月29日、久々に思いっきり走ってきました。GWスペシャルライドです。

コースは昨年の富士チャレ前に武者修行ライドとして走ってきたあのコースの完全版。

日本百名山のひとつ、山梨県は甲州市の大菩薩嶺(標高2057m)をぐるりと取り巻くコースに1000メートル超級の峠が3つ散りばめてある山岳タフコース、その名も・・・

『グランフォンド大菩薩』! (←あ、勝手に名付けてみました。flair

具体的な峠の面々は、柳沢峠、笹子峠、そして松姫峠が行く手を阻む・・・さて、走りきれるか!?

出発は前回の教訓から(笑)、僕としては珍しく朝は5時起きです。前の晩はアドレナリンが出過ぎてしまったためかあまり寝付けず多分2時間くらい浅い眠りについただけです。いや、夜中に車で帰った時にコーヒー飲んだのが失敗だったという話も。笑

それでも5時にはなんとか起きました。前の晩に準備を済ませてあるのでスムーズに出発し、6時には東青梅のコンビニで腹ごしらえです。

朝はどんよりと曇っていて空気はひんやりと冷たく、もしかして山のほうはまた雨?と一抹の不安もよぎりますが、ちょうど奥多摩湖に差し掛かる頃に雲間から日が差し込んできました。よしよし、天気予報通りですね!sun

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AM 7:20頃、奥多摩湖着。日が差してきました。

今日のコースを考えると「まだ」奥多摩なので、さっさと先を急ぎます。

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風がなく湖面が鏡のように山を映す様が綺麗でした。

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早朝の山は空気がいいです。

それにしてもこんな早い時間の外の空気を吸うのはいつ以来だろう?笑

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萌える新緑

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奥多摩を出た後は丹波山を過ぎ、淡々とペダルを漕ぐのみ!

ですが新緑が綺麗で、次から次へと現れる写真スポットcameraの誘惑との戦いでもあります。笑
落合のいつもの休憩スポットは今回はスルー。時間節約なのです。流石にこの時間はすれ違うローディーも居ません。
先は長いので余計な乳酸が溜まらないように軽めのギアを選んで2〜3割くらいは余力を残しながら走るのを心がけます。

柳沢峠直前の区間の工事は終了したようで、綺麗な道路に仕上がっていました。ただしほんの一区間だけですけど。笑

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AM 10:00 柳沢峠着(今年3回目)

こんな時間にこの峠に来たのは初めてですが、天気も良い休日とあってか、車やバイクが結構いて茶屋も賑わっている感じでした。峠直前のいつもの電光掲示板で気温は12℃でしたが、風は冷たく感じました。

今度はちゃんと富士山が見えましたが、写真では分かりにくいかもしれません。

まずは一つ目の峠(そしてこの日一番高い峠)は越えたわけで、ちょっとだけ気持ちに余裕が生まれます。でもまだまだ先はあります。ここであまりゆっくり休憩はできないのでウインドブレーカーを羽織って下山開始です。この日はUターンではなく、そのまま塩山方面に下るのですがいざ下り始めるとちょっとだけ心配になってきます。あ~ぁ、ついにこっち(塩山)側に下っちゃったよ、って。笑
もう後戻りは効きません。

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いつもながら豪快な下りです。

で、ものの30分で塩山です。411号から38号に入り勝沼のぶどう畑を通過すると国道20号となります。前回も感じましたが、今回改めて思いました。20号に出た時から既に笹子峠への登りが始まっているんです。そのような心構えがないと、勝沼からずっとだらだらと嫌らしい感じの登りが続くので次第に頭の中は?マークで一杯になってきます。これ一体、いつまで続くのかな~??と。笑

これが激坂とかでは全然なく、距離にしてもそれほどではないはずなのに何故か応えるんです。
ちょうど昼で気温も上がってきた頃合いだったので、この国道20号区間がなかなかしんどい!こんな時期ですが危うく熱中症になりそうな勢いでした。bearing

ボトルの水もちょうど尽きかけた頃に左手にコンビニ(7-11)がやっと見つかりました。迷わず休憩!笑
前回もここで休憩していたのを思い出します。チョコパンやら飲み物やらの燃料補給。

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早くも夏?と思わせる程、この時は暑かったです。sweat01

地図を立ち読みして気付きました。ここは甲斐大和。ありゃ!?もうすぐトンネルですよ!?

新笹子トンネルは目と鼻の先といった所です。って事は当然、笹子峠の入り口を通りすぎています。このままトンネルを通過すれば前回と同じになってしまうわけで、わざわざ峠越えをしてトンネルを避けるのが今回の新たな趣旨でもありました。なので今回はUターンして峠の入り口を探します。

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なんだ、こんな看板があるではないですか!?

500~600m引き返した所で見つけました。いやいや、もしやこれはこっち側にしか無いものかも知れません。上って来るときも注意していたはずが見かけませんでしたから。

目印は写真奥にあるガススタとした方がいいかも知れません。ちなみにここを曲がった道が県道212号(日影笹子線)です。

さて、いよいよ笹子峠越えです。本日二つ目の峠。甲州街道の難所とされた旧道とはいかほどか??

走り出してみると勾配は緩めで、地図から想像していたほど道は狭くなく舗装の状態もまあまあといったところでした。

勾配緩めとは言え、つづら折りが結構長く感じました。曲がれど曲がれどつづら折り・・。多分20号からそのままこの峠になだれ込んでいたらハンガーノックとかになっていたかも知れません。若干通り過ぎはしましたが、やっぱり先ほどのコンビニで休憩しといたのが正解でした。

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途中で見つけたので思わず写真を撮りました。面白いです。「えっ!?こんな所に??」というほど峠の上の方にいきなりありました。先人達はここで峠越えの疲れを癒しながら先を目指したのでしょうか。今となっては何の跡形もない場所なのですが、諸行無常を感じますね。catface

そろそろ頂上じゃないかという所で僕を追い越して上っていった車がすぐにUターンして戻ってきました。

そう言えば道に入ってすぐのところに何かの看板があったのを思い出しました。あまりよく見ないで来てしまいましたが、ちょっと嫌な予感が・・・。

20号から分岐して走り始めてから40分ちょっと、距離にして7〜8kmというところでついに頂上到着!ですが・・・ん!?

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PM 0:35 笹子峠頂上着。

・・・なんと!?工事中でトンネル通過できませんよ!orz

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これが笹子トンネルなのですが・・・

これでは「安全第一」トンネルではありませんか!?笑
旧道は雰囲気のある峠とどこかで読んだ覚えがありますが、雰囲気もへったくれもありません。despair

まあ、一応笹子峠の頂上制覇という目的は達したわけですけど、ちょっとここまで来て釈然としないものが。。トンネルの向こう側見えてますし、長さもそれほどではない感じですし・・・行ってしまうか!??との衝動にかられますが、やっぱり途中で穴とか開いているかも知れませんし、何があるか分からないわけで。ここは安全第一!で行きましょう。

仕方ありません。若干タイムロスになりますが気を取り直して来た道を引き返します。ちなみに写真の通り今年の10月31日まで通れないようです。

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笹子峠を半分くらい下った辺りです。

20号にでるとまた少し登り返して今回もまた新笹子トンネルです。
僕の中で、できれば走りたくないトンネルワースト3にカウントされるトンネルなんですけど・・。ちなみに一番嫌なのは正丸トンネルです。あそこは自転車だと本当危険です。

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国道20号 新笹子トンネル

まあ、後方フラッシュライトをここぞと点滅させて何とか長いトンネルも無事にクリア。トンネル内の空気はやはり最悪でした。

トンネル内部からやっと下り勾配になり、後は大月までずっと快適な下り道が用意されています。ロスした時間を短縮できるチャンスなのですが、ここで何と向かい風!
思うほどスピードが乗らずにヤキモキします。

2時過ぎに大月に来ました。市街地からすぐに左折して139号に入れますが今回はせっかくなのでそこはスルーしてちょっと観光名所に寄ってみたり・・。

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PM 2:20 猿橋

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なんか橋脚が不思議な造りです。

こんな古ぼけた橋だから高さもそれなりだろうかと下を覗き込むと、これが軽く目眩を覚えそうな高さに架かっていました。↓

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いやはや、恐れ入りました。

あまりゆっくり見ている余裕もないので、観光はまた今度来た時にでも。

で、八王子まで60数キロと標識があり、思わずそのまま20号で・・なんて思ってしまうわけですが、イケマセン!punch(帰るには松姫峠越えしか道は無いのです!と必死に自分に言い聞かせ・・。)

ちょうど猿橋のところから505号に入りしばらく走ると139号に合流します。
あとはこの道をずっと行けば松姫峠→小菅です。

電車を複数乗り継いでようやく目的地まで行ける電車に座れた時の心境でしょうか。いや、最後の上りが待っていますので、ようやく乗れたと思った電車が満員のぎゅうぎゅう詰めだったといった所でしょうか。笑

いい加減脚には乳酸が溜まってきて、段々また修行の様相となります。wobbly

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山の中に突如現れる深城ダム。これまた渓谷が恐ろしく深いです。笑

深城ダムを越えると少し勾配が急な区間が続き、「ここから峠道、通行注意!」という小さな看板を過ぎるといよいよ松姫への峠道が始まります。

くねくね曲がりくねる峠道を無心にペダルを回して上っていきますが・・・う~ん、前回よりなんか辛いんですけど。やはり笹子峠の分、脚に疲労が・・・。

そういえば前回はこの辺で完全に日が暮れてしまって大変でしたが、案外余計な物が視界に入らない分集中して上れていたのかも知れません。今回は結構長く感じたのでした。松姫ってこんなに長かったかな??

ただ機械のようにペダルを回転させます。巡航は8〜9km/hがせいぜいというところ。ハイ、結構ヘロヘロです。笑

途中から山肌の崖っぷちを走るような道となり視界が開けます。先ほどまで見上げる高さだった近隣の山々が徐々に背を並べる高さまで登ってきたようです。

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随分登ってきました。松姫峠途中。

登ってきた道が小さく見えて励みになりますが、ここでうっかり上を見上げてはいけません。笑
まだまだ上には白いガードレールが・・。勾配はそれほどきつくない程度で徐々に高度を稼いでいますのであの高さまで到達するには一体いくつカーブを曲がらないといけないのかとギョッとします。

それでも、えっちらおっちらひたすらペダルを回す!

峠の上では風が吹いている事がよくあると思いますが、ヒルクライムであの風を感じる時が結構好きです。松姫峠手前でも少しずつ風を感じるようになり、そこから3つ4つ、つづら折りを曲がったところでやっと頂上到着!!!good

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PM 4:30 松姫峠頂上到着

なんとか最後の峠も登りきりました。ふぅ〜〜、やれやれ。sweat01
大月から曇り空でしたが、天気は変わらず峠の上も曇りでした。周りの景色にガスがかかっていたのがちょっとだけ残念でしたが、記念碑でバッチリ写真も撮って満足したところで再びウインドブレーカーを羽織ると一気に小菅までダウンヒル。dash

前回は真っ暗な中、ウインドブレーカーもなく凍えそうに寒い思いをして下った道ですが、今回は明るいうちにばっちりウインドブレーカーも着て下りました。気の遠くなる程長く感じた下りが嘘のように短く感じ、あっという間に小菅です。やはり有視界ダウンヒルですね。って、当たり前ですが。笑

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鯉のぼりが凄いですね。泳いでいるというより干されているように見えますが。sweat02
小菅村にて。

あと1時間早ければ小菅の湯に浸かって疲れを癒すなんてのもできたのですが、今回はそこまでの時間的余裕はなく、そのまま奥多摩湖を目指しました。

奥多摩湖が見え始めた時の「帰ってきた〜!」という安堵感はまた格別なものがあります。緊張の糸が解れたのか、なんと自転車に乗りながらにして眠くなってしまいsleepy、慌てて自販機を見つけて缶コーヒーを飲んだくらいです。初めての経験でした。笑
ハンガーノックとかでなく、ただ単に前の日の寝不足の反動だった事は明らかなのですが。

ちょうど帰宅する直前に日が暮れましたが、今回は明るい内に行って帰ってこられたという意味で、成功だったと思います。念のために今回の前照灯は3つも付けて行きましたが幸いあまり活躍の場はありませんでした。ちなみに家を出てから帰ってくるまでに今回は13時間くらいかかってます。sweat02

さて今回のこのコース、やっぱり相当なタフコースだと思いました。大菩薩嶺はやはり手強いです。多分いままでの自転車イベントなども全部含めても自分史上最も体力的に厳しいライドだった気がしてます。そしてスリルと言いますか、ちょっとした冒険テイストも味わえました。怪我もマシントラブルもなく帰ってこれて本当に良かった!笑

もう、しばらく山はいいかも!?爆

走行データ:ルート 411号→奥多摩湖→柳沢峠→塩山→県道38号→勝沼→国道20号→笹子→県道212号→笹子峠→国道20号→大月→猿橋→県道505号→国道139号→松姫峠→小菅→奥多摩湖→411号  天候 晴のち曇り  気温 11〜22℃

標高:柳沢峠 1472m ,笹子峠 1050m ,松姫峠 1250m

獲得標高合計(概算値):2938m

Distance 214.3km

Avg HR/Max HR 138/171bpm

Avg Cad. 65rpm

Avg Speed/Max Speed 20.4/59.2km/h

Ride time 10H27M  Cal 5674kcal

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コメント

いや~、すごいですねぇ。私がヤビツに行っている間に、笹子峠を制覇されていたとは。しかも、柳沢、松姫のトリプルとは。
私も笹子峠は行きたいと思っているのですが、今は工事中なのですね。行くとしたら11月に入ってからですかね。それともガリレオ君を担いでトンネルの上の旧旧道を・・・。笑

投稿: ほえ~ | 2008年5月 2日 (金) 23時44分

>ほえ〜さん
またやってしまいました。笑

なるほど担ぎがありましたね。さすがに思いつきませんでした。本当の笹子峠頂上はトンネルの上ですしね。って、それはシクロですが。

笹子峠単体で考えると多分登り易い部類の峠だと思います。標高こそ1050mですが212号からの実際の上りはそれほど無いわけですからね。

そのうちほえ〜さんもいかがですか?11月だと日が短いのでさらに松姫は厳しいですけど。。

投稿: ドビンゴ | 2008年5月 3日 (土) 00時47分

うげっ!そのうちにとか思っていたら今年も先に行かれちゃいましたね。
こうなったら自宅から全線走破して対抗しますか・・・謎

旧道、通行止めだったのですね。情報サンクスです。

峠では、上を見ては、いけないと最近悟りました・・・汗

投稿: あてうさ | 2008年5月 4日 (日) 20時07分

>あてうささん
こんばんは。
まあ一応、佐渡対策という名目でGW中のどこかでとは漠然と考えがあったのですが天気予報を見て、ほとんど直前になって決めました。

笹子峠はせっかくならトンネル開通してからがいいのですけどね。
あてうささんも是非走ってみて下さい!

でも実は新たな構想を思いついてしまいましたよ。笑
それをやるとしたら日が一番長い夏至の頃かな〜というGF大菩薩ハイパーバージョンですが・・あまりその頃モチベーションとなるイベントもないので構想だけに終わるかも知れません。笑

投稿: ドビンゴ | 2008年5月 5日 (月) 00時08分

はじめまして。

こちらのエントリーを参考に自分も大菩薩を一周してきました。ただ、出発時刻が遅くなってしまったので旧笹子峠と猿橋はカットしました。

旧道のトンネルが開通したらそちらのコースもチャレンジしてみたいです。また、ハイパーバージョンも期待しています。

投稿: Sakura | 2008年5月 5日 (月) 01時37分

>Sakuraさん
こんばんは。はじめまして。

参考にしていただいたなんてお恥ずかしいですが、ありがとうございます。ブログ拝見いたしましたが僕の到着タイムまで参考にしていただいたようで・・。

笹子峠はまだしも猿橋は全くの気まぐれで寄り道しただけなのでして・・汗。ただ確かに岩殿山の登りは避けることが出来ますので猿橋経由もありかなと思いました。

投稿: ドビンゴ | 2008年5月 5日 (月) 21時36分

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